海外でのゴルフもずいぶん身近になりましたが、アフリカでゴルフしたっていう話はあまり聞きません。R&Aが調査したアフリカ59カ国中ゴルフコースがある国は50カ国で、現在34コースが計画中、31のコースが建設中となっている。一番多いのはもちろん南アフリカで512コース、2番目に多いのは意外にもナイジェリアで52、ケニヤ41、ジンバブエ39、モロッコ36、エジプト25の順、逆に1コースしかない国は16カ国ある。
アフリカ諸国は古くからポルトガル、イギリス、フランス、スペインなどの統治下にあったので、ゴルフの歴史は古いが開発が進んだのは最近のことだ。
コース数第2位のナイジェリアは、人口は世界7位で産油国としてアフリカ屈指の経済大国、1920年代にはゴルフコースが建設されていて、PGA組織もありトーナメントも行われている。国内最大の都市ラゴスには住宅付きの高級ゴルフリゾートがあり、カラバルという都市ではゴルフコンプレックス開発のため政府が200億円もの予算を承認した。モロッコといえば、映画カサブランカと世界遺産マラケシュだが、ユーロピアンツアーは2016年、モロッコの首都ラバトからほど近い、” ROYAL GOLF DAR ES SALAAM”で男女ともに同じ日程で大会が行われる予定だ。モロッコのコース中25コースはリゾートタイプで、現在の主流になっているそうだ。
“The Aberdare Hills Golf Resort”のようにケニアの草原で楽しむのも贅沢だが、モーリシャスの楽園、島全てがゴルフコースの” the Ile Aux Cerfs”も悪くない。アフリカは、人生に一度は訪れたい場所だ。