R&Aは昨年、”Golf Around The World 2015”という世界のゴルフコースデータを初めて発表したが、その資料によると、ゴルフコースがある国は206カ国、コース数は34,011(18ホール未満のコース含む)、最多国はダントツでアメリカの15,372コース、日本は2位の2,383コース、3位は2,363コースでカナダとなっている。4位以下は、イングランド、オーストラリア、ドイツ、フランス、スコットランド、南アフリカ、スウェーデンで、上位10カ国の割合は全体の79%を占めるが、1コースしかない国も50カ国ある
大陸別にみると、南北アメリカ55%(アメリカ合衆国45%)、ヨーロッパ22%、アジアが14%で3位だ。
調査時点で開発予定施設は世界427ヶ所中アメリカ大陸の124がトップだが、開発中の施設ではアジアが92ヶ所で1位となった。 世界の面積の31%を占めるアジア地域でみると、コース数は全体の14%、55カ国中53カ国がゴルフコースを保有する。日本の保有数がアジア地域で50%を占める一方、ロシアには20コースしかない。
73コースを保有する中国だが、2004年に海南島を除きコースの建設禁止を決定しているが、違法建設はあとを絶たず、しかも最近では党員のゴルフ禁止令まで発令され、その前途はかなり不透明だ。韓国に関しては、パブリックコースの不足によりコースに行けない難民ゴルファーが多く、その結果、練習場やシミュレーションゴルフが増加している、と分析していることは興味深い。
R&Aは、このデータを公表することで、来年オリンピック競技に返り咲いたゴルフの成長と潜在的エリアの発展を知ることができるようになった、としている。
参考文献:R&A