葵カントリークラブ

ゴルフ場開設の気運は昭和34年頃から高まっていった。翌35年3月には事業団体となる三河観光開発が設立され、 4月には名古屋財界・三河財界名士の熱意により、気候温暖な三河の地にゴルフ場を開設することが現実味を帯びてくる。昭和36年5月、桑原愛知県知事(当時)、地元代表者等を招いての起工式が行われ、造成工事の運びとなり、37年9月仮オープン。作家山岡荘八氏より「葵」の文字を頂き、昭和38年4月20日、高松宮殿下・同妃殿下ご臨席のもと、華々しくオープンする。愛知県で9番目に誕生したコースとなった。
コースは小林英年氏と監修の小寺酉二氏によって設計される。日本で初めて、2面グリーンを採用した。その様子を当時のゴルフ誌の記事から「同コースは、従来のものと異なり、我が国で初めての試みが行われている。と言うのは、家康コース・竹千代コースが、フェアウェイ途中で大きく2つに分かれ、それぞれのグリーンが作られていて、あたかも1面グリーンのような感じとなっている。18ホールズのコースでありながら、丁度36ホールのコースの様でもある」 (週刊ゴルフ・昭和36年10月4日号)


昭和45年には1番ホール盤下げを行い、アップダウンを少なくし、同年夏には13打席200ヤードの練習場をオープンさせた。秋には電動式のキャディー乗用カートを導入。昭和54年にはイン14番の改修を手がけ、谷越えを解消 してフラットにし、距離も155ヤードから175ヤードに延長するなど、大幅な改修工事も行われた。平成3年8月に着工して以来1年6ヶ月後に、待望のアウト・インを結ぶ陸橋が完成し「葵橋」と命名される。平成12年4月には5人乗り乗用カートを導入、全てカート付・キャディー付きとなりメンバー・ゲストの方に好評を得る。平成18年には8番のみ2面グリーンを1面グリーンに改修し、より正確なショットが要求される名物ホールとなる。自然との調和を大切に、格調ある名門コースへと進化を続けている。

当コースはメンバーコースになります。ご来場の際はジャケットの着用をお願いしております。Ｔシャツ、ジーンズ、サンダルでのご来場及びプレー、他のお客様に不快を与えるような服装はご遠慮下さい。シャツの裾はズボンの中にお入れ下さい。刺青（タトゥー）等されているお客様の入浴等もご遠慮させて頂いております。