済州島と言えば黒豚を連想するほど、甘みがあって格別。メルジョ(イワシの塩辛だれ)で食べるのが地元流。肉厚5センチもある肉を豪快に焼き、マッコリをグビッと飲みたい。せっかく済州島へ足を運ぶのなら、サムギョプサル(三枚肉)のさらに上をいく「オーギョプサル(五枚肉)」にもぜひチャレンジを。

古くは朝鮮王朝の薬膳として珍重されてきた済州島のあわびは、脂肪の蓄積を押さえるグルタミン酸や、美容成分コラーゲンを含む美食の王様。しかも日本にくらべ値段はかなりお手頃。緑色なのはあわびの肝までしっかり使った証拠。

済州島風のトンコツそば・コギククス。豚肉と豚骨、野菜を大きな鍋で煮込んだスープは上品で臭みがなく、麺(ククス)と絶妙に絡みあう。済州市街にはコギククス専門店が連なるコギククス通りなるスポットも。

思わずSNSにアップしたくなるこちら。韓国でポピュラーなキムパプ(ごま油香る韓国風のり巻き)も、済州島風にするとダイナミックな姿に。たっぷり脂の乗ったコンチ(サンマ)をこんがり焼き、そのままのり巻きに。見た目の迫力だけではなくそのしっかりした味わいがうわさを呼び今では名物グルメの仲間入り。

温暖な気候の済州島はハルラボンをはじめとする柑橘類の名産地としても有名。市場や街中を歩くと「ハルラボンアイスクリーム」「みかんホットク」など数々の柑橘グルメに出会える。

2007年にユネスコ世界自然遺産に登録された、海底噴火によって生まれた山。遠くから眺めると王冠のような姿をしておりその名の通り日の出の名所として知られ、頂上まで約30分のぼった先には絶景とともに美しい朝日に出会えるスポット。

旅をするなら、地元のローカル市場にも足を運んでみたいところ。済州島の台所と言われる東門市場は済州島の食材が集まる巨大市場。タチウオやアマダイなど済州島らしい海鮮を筆頭に、日用品から衣料品、名産のハルラボンなどの食材までありとあらゆるものを入手可能。空港から車で約15分とアクセスも良い。

海岸沿いには美しい海の展望を楽しめるカフェがたくさん。済州島西側のカフェでは太陽が海に沈む風景を楽しむことも。済州島の素材を活かしたスイーツや自家焙煎コーヒーなど魅力はさまざま。自分だけのお気に入りを見つけるのも醍醐味。

済州島のシンボル・トルハルバン(石のお爺さん)に会いに行くならココ。トルハルバンは城門の前に建てられ、外部から城を守る監視と守護の役割を果たします。お土産ショップで見かける手のひらサイズのかわいいトルハルバングッズは、旅の良い記念に。

一見なんでもないように見えるこの道は、目ではのぼりに見えるのに実際にはくだっている不思議な現象が起こることから、韓国語でオバケを意味する「トッケビ」と呼ばれる。カラクリは済州島の大自然がつくりだした目の錯覚だが、一見の価値あり。

SNSで自慢したくなると大人気の「朝天スイス村」。カラフルな建物が立ち並ぶフォトジェニックなスポット。おしゃれなカフェでちょっと休憩したり、カラフルな建物を見ながら食べ歩きするのにもオススメ。