月でゴルフをした男
2016/12/29
カテゴリー:雑学
現在では、航空網の発達や格安航空会社LCCの台頭で、世界中ほぼどこにでもリーズナブルな料金で旅行できる時代となった。世界の秘境でプレーをしたことのあるゴルファーも少なくないかもしれない。
秘境のゴルフと言えば、2007年にアメリカ人のロバート・ボーン氏がエベレストの山頂で4番アイアンを使用してゴルフをしたという記録がある。では、今からおよそ45年前に、人類が月でゴルフをしていたのをご存じだろうか。
1971年2月6日、アポロ14号の司令官アラン・シェパードは月面にいた。彼は、月にいる間に何か特別なことをしたいと思っていたそうだが、それがゴルフだったのだ。
打ち上げ前、密かに調査機器に装着した6番アイアンを取り出し、そのプランを実行した。ボールを2個月面に置くと、宇宙服のため両手ではクラブを握れずに片手でスウィングしたが、1打目はシャンク、しかし2打目は推定で200ヤード以上飛んだという。このプランを知っていたNASAの関係者はほんの一握りで、ある意味予定外の行動だったのだが、科学的実験の意味合いのある任務であったともいえた。薄い空気と少ない重力の元では、地球上と比べボールは、はるか遠くまで飛ぶことが実証されたのだ。
人類で初めてそして唯一となる月面ゴルファーは、いまだに彼しかいない。 ちなみに、2人の使用したクラブは、アメリカのニュー・ジャージー州にあるUSGAミュージアムに展示されている。
参考文献:USGA







